8日(土)は強い寒気で大気不安定…関東も午後は天気急変か
7日(金)に各地で“春の嵐”をもたらしている寒冷前線が通過したあと、日本付近には一時的に強い寒気が南下してくる見込みです。この寒気の影響で、8日(土)は広い範囲で大気の状態が不安定。日差しが出ていても天気が急変して雷雨となるおそれがあり、注意が必要です。
■真冬並みの寒気が南下
前線通過後の8日(土)、日本海の上空5500メートル付近に-30℃以下という真冬並みの寒気が南下してきて、9日(日)にかけて、東日本から北日本付近を通過していく見込みです。この強い寒気の影響で、8日(土)は広い範囲で大気の状態が不安定となり、各地で天気が急変するおそれがあります。
8日(土)夕方の発雷確率を見ると、山陰から東北日本海側にかけてと、気温や湿度が高い関東で、30%~50%と、高めの確率になっています。
北陸や東北の日本海側では、朝のうちは晴れ間の出る所もありますが、早い所では午前中から雨雲が湧き、午後は所々で雨や雷雨となりそうです。
関東でも、午後は一気に雨雲が湧く予想で、局地的に雨雲が急発達し、急な強い雨や落雷、突風、ひょうなどに注意が必要です。
「真っ黒い雲が近づいてきた」「雷の音が近くで聞こえる」「急に冷たい風が吹いてきた」など、積乱雲が近づく兆しがあった場合は、建物の中に入るなどして安全を確保するようにしてください。