青森・八甲田などで相次いでクマを目撃
青森県の八甲田や奥入瀬渓流などでクマが相次いで目撃され、警察が注意を呼びかけている。
道路を挟んだ3メートルほど先の茂みの中から1頭のクマが出てきた。青森県の八甲田、谷地温泉近くの国道沿い。クマは車の通過に反応し、茂みから出たり入ったりして5分ほどうろついていた。
クマを撮影した山辺努さん「かなり往来が激しかったんですけど、車が通った瞬間は一瞬ちょっと身を潜めるんですけど、すぐまた出てくるという。車に相当慣れているような感じです」
撮影したのは青森市の会社員、山辺努さん(52)。
休みを利用して八甲田に行った際、車の中からクマがいるのを目撃し、撮影した。
山辺さんは昼過ぎにもクマを撮影していた。太い木の上に大人のクマ、そして1メートルほど先の枝に子グマがいた。
クマまでの距離はおよそ10メートルで、通報を聞いて駆けつけた警察官や数人の観光客も遠巻きに見ていたそうだ。
山辺努さん「親グマが木の上にいて、子グマがさらにもう少し上にいまして、ちょうど遊歩道の木の上でしたので、もし人が通ったらかなり危ない状況だったと思います」
十和田警察署は夏の行楽シーズンに向けて、クマに注意するよう呼びかけている。