「持続可能な開発目標」カードゲームで学ぶ
国連が定める持続可能な開発目標(=SDGs)。貧困や環境汚染など、世界が抱える17の問題について、2030年までの解決を目指して取り組むとするもの。このSDGsについて、カードゲームで学ぶワークショップが、富山市の高校で行われた。
富山第一高校で行われたこのワークショップには、1年生65人が参加した。生徒たちが取り組んだのは、貧困や環境汚染など、SDGsが掲げる17の問題について解決を目指すカードゲーム。
生徒たちはチームに分かれ、与えられた課題の解決に向けて、他チームと交渉を重ねながら「金」「時間」「プロジェクト」といった定められたカードを集める。
ゲームには「経済」「環境」「社会」の指標が定められていて、生徒たちは、他チームとバランスを取りながら、持続可能な社会の達成に向け、何が必要なのかを学んでいた。
ゲームを体験した生徒「環境や経済など、一つ一つ分かれているように見えてつながっていることを改めて感じた。もっと自分たちができることをよく考えていきたい」
ゲームを体験した生徒「私たちが大人になったときにいい社会が続くように、やるべきことをカードゲームで学べてよかった」
富山第一高校・氷見栄成教諭「SDGsを自分ごと化し、自らが社会的にアクションを起こせる人になる入り口に立てるようなことだった。未来を自分たちのものとして考えるということを積極的にとらえていただき、この体験を豊かなものにしてほしい」
富山第一高校では、1年生全員を対象に、このワークショップを行う予定。