“泥フェス”若者に農業の魅力を伝えたい
千葉県山武市の野菜畑に泥のプールを作る“泥フェス”が先日、行われた。みんな泥まみれのイベント、その様子をご覧あれ。
畑の真ん中で泥だらけになって音楽のリズムにのる超オーガニック泥フェス“Mud Land Fest2019”。
集まった人数は約150人。毎年1度開催し、今回で3度目のイベントだ。野菜収穫の体験コーナーもあり、農業になじみの薄い若い人にも音楽を通じてその魅力を知ってもらおうと開催している。
野菜のように畑の泥に埋まり泥のプールにダイブ、スピンをかけて飛び込むと豪快に“泥しぶき”が舞い上がる。泥をかけ合いみんな真っ黒になる。
参加者した女性「天然のクレーパック」
スーツ姿で参加した男性「もう最高です。会社が嫌いなんで、スーツを泥まみれにしてやろうと思って」
泥だらけになる目的は人それぞれだ。
開催場所を提供した地元農家の斎藤さん。化学肥料や農薬を使わず35年間、野菜を作ってきた。畑の土は地中深くまでやわらかくきめ細かいのが特徴だ。収穫したらその場でパクリ。食品廃棄や食料自給率の問題を考える契機になればという思いもあるという。
発起人のひとりである富松俊彦さんは、普段、食育の分野で活動している。
富松さん「365日24時間、スーパーに行けば野菜が並んでいる。どこで作っているのかを考えずに、野菜を消費するだけになりがち。五感を通じて野菜がどこでできているのか感じてもらうことを大事にしている」
【the SOCIAL viewより】