福岡や佐賀で記録的大雨 川に流され死者も
湿った空気の影響で九州北部は21日未明から「線状降水帯」と呼ばれる帯状の活発な積乱雲がかかり、福岡や佐賀では記録的な大雨となった。西日本では夜にかけてこうした積乱雲が発生しやすく、警戒が必要。
午後3時までの24時間の雨量は佐賀県鳥栖市と福岡県久留米市でいずれも335ミリと観測史上最大となっている。
佐賀・神埼市では正午前、女性が川に流され、約1時間後に下流で救助されたが死亡が確認された。
福岡・久留米市では避難所に向かっていた94歳の女性が転倒し、ろっ骨を折るケガをした。
21日午前9時ごろ、佐賀・鳥栖市などでは住宅の浸水被害も出ている。
住民「去年大雨で床下浸水がここまでいったのは初めて」
警戒レベル4の避難指示が福岡県の筑前町の全域と久留米市と朝倉市の一部に出ている。