JAL機長らアルコール検出問題 社長ら減給処分 飲酒傾向の管理など再発防止策
日本航空は、国際線の当時の機長らからアルコールが検出され飛行機が遅延した問題で、社長らの減給処分を発表しました。
日本航空 鳥取三津子社長
「多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、改めまして心よりおわび申し上げます」
日本航空では先月、国際線の機長と副機長から乗務前の検査でアルコールが検出され、飛行機の遅延が起きていました。当時、2人は飲酒した事実を報告しておらず、国交省は機長らが口裏を合わせて隠ぺいしたなどとし業務改善勧告を行っていて、日本航空は24日、運航乗務員の飲酒傾向の管理を行うことなどを盛り込んだ再発防止策を提出しました。
また、鳥取社長と赤坂会長を減給処分とし、日本航空では去年、他にも飲酒や安全運航にかかわるトラブルが相次いでいるため、鳥取社長は「不退転の決意で信頼回復に取り組んでいく」としています。