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気象庁「東日本大震災の余震と考えられる」

2019年8月5日 0:43
気象庁「東日本大震災の余震と考えられる」

4日夜、福島県沖を震源とする地震があり、宮城県と福島県の一部で、震度5弱の強い揺れを観測した。気象庁は「東日本大震災の余震と考えられる」と説明している。

気象庁によると4日午後7時23分ごろ、福島県沖を震源とする強い地震があった。震源の深さは45キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.4と推定されている。

この地震で、宮城県の石巻市と亘理町、福島県の双葉町で震度5弱の強い揺れを観測した。この地震による津波はなく、被害の情報も入っていない。

また、東京電力によると、福島第一原発と第二原発に異常は確認されていないという。

気象庁は午後9時から会見を開き、今回の地震は、2011年3月に起きた「東日本大震災の余震と考えられる」と説明した。

気象庁地震津波監視課・中村雅基課長「2011年東北地方太平洋沖地震の余震であると考えられます」

その上で、「東日本大震災の余震活動は、全体として徐々に低下しているが、依然として活発」だとして、引き続き、突然の強い揺れに注意するよう呼びかけている。