羽田空港・新飛行ルート 来年3月から運用
羽田空港の国際便を大幅に増やすための新たな飛行ルートについて、国は、来年3月から運用することを正式に決めた。
都心上空を通る新たな飛行ルートは、羽田空港を発着する国際線の便数を現在のおよそ1.4倍と大幅に増やすためのもので、国土交通省が周辺の自治体に対して理解を求めてきた。
石井国土交通相は8日の会見で、この運用を正式決定したと発表した。
東京オリンピック・パラリンピック前の来年3月29日に運用を開始するための手続きを進め、今月中にも小型機を実際に飛ばす試験を行うなど、本格的な準備を進める予定。
自治体や住民から上がっている騒音や落下物への懸念については、対策を講じた上で、丁寧な情報提供を続けていくとしている。