駆除のクマ農作物に執着?胃にトウモロコシ
札幌市南区の住宅街に連日出没し、14日に駆除されたクマの胃から、大量のトウモロコシが見つかった。このクマが農作物に執着していたことが改めて確認された。
このクマは、今月6日から14日にかけて連日、札幌市南区藤野と簾舞の住宅街に出没していた。体長1.4メートル、8歳前後のメスで、人に危害を加える恐れがあったことから、14日、駆除された。
札幌市によると、その後、クマを解体したところ、胃の中から大量のトウモロコシが見つかったという。クマは家庭菜園などを荒らす姿がたびたび目撃されていて、農作物に執着し、住宅街に入り込んだ問題の個体であることが改めて確認された。
市は家庭菜園用の電気柵を無償で貸し出すなど、クマを寄せつけない対策を呼びかけている。