なぜ?空のペットボトル拾うボストンテリア
高知県黒潮町の海岸沿い。犬のボストンテリア「いくら」ちゃん(8)には“ある日課”があった。
散歩中に見つけた空のペットボトルをパクリとくわえると、そのまま歩くこと3分半。到着したのは、なんとゴミ捨て場だった。
「いくら、OK」――飼い主の新谷信行さんが合図をすると、ペットボトルを口から離し、ゴミ捨て場に捨てた。
実は、いくらちゃん、毎日散歩する際、砂浜のゴミ拾いをするのが日課だという。なぜ、ゴミ拾いをするようになったのだろうか?
新谷さん「散歩の途中、ボールがなかったのでペットボトルを投げるようにして、ペットボトルを拾ってきて、投げてくれ…みたいな感じで拾うようになりましたね」
最初は投げたペットボトルを拾って遊んでいたという、いくらちゃんだったが、そのうち――
新谷さん「最近は拾ってゴミ持って帰るという感じですね。投げてくれというのは最近なくなってますね」
今では自主的に朝と夕方の散歩の際、少なくとも1本はペットボトルを拾うということで、新谷さんによると、5年間で拾った本数は約3000本。最近はカップラーメンのプラスチック容器なども拾うようになったという。