×

防衛省 秋田県・山口県に再調査を説明

2019年8月28日 19:46
防衛省 秋田県・山口県に再調査を説明

ミサイル迎撃システム、イージス・アショアの配備候補地選定をめぐる再調査について、防衛省が秋田県と山口県に説明した。秋田県に対してはこれまでのずさんな対応を改めて謝罪した上で「ゼロベースで検討する」と述べ、理解を求めた。

秋田県には防衛省の審議官や東北防衛局長が説明に訪れ、佐竹知事が出張中のため、副知事が県議会議長とともに説明を受けた。

防衛省山野徹審議官「極めて不適切な対応があったことについて大変申し訳なく考えております。この場をお借りして改めてお詫びを申し上げます」

防衛省は秋田市の陸上自衛隊新屋演習場を配備候補地としてきたが、ほかの国有地の調査データに相次いで誤りが見つかり、住民説明会での職員の居眠りなどずさんな対応が相次ぎ、地元の反発が強まっている。

防衛省山野徹審議官「他の国有地に関する検討についてはゼロベースで実施することとし、改めて配備候補地となりうるか総合的に評価をいたします」

防衛省は、青森と山形の国有地を含む再調査は測量も行い、一部を外部に委託して半年あまりの期間で行うと説明した。これに対し秋田県側は「新屋ありき」ではない再検討を重ねて求め、防衛省にクギをさした。