鳥取海岸に大量の“注射器”漂着 ロシア語の表記も…
鳥取砂丘の近くにある海岸に、針がついたままの注射器が大量に漂着しています。注射器の袋にはロシア語とみられる文字の表記もありました。鳥取県では2月28日に12人体制で県東部の海岸、約20キロにわたって回収作業を行いました。
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鳥取砂丘の近くにある海岸では、大きな異変が起きていました。海岸線のあちこちに注射器が落ちていたのです。
針がついたまま海岸に漂着した注射器。針先にはケースがついているとはいえ、非常に危険な状態です。注射器の袋には、ロシア語とみられる文字の表記もありました。
注射器の漂着は、京都府や兵庫県などでも確認されています。鳥取県では2月25日に初めて見つかり、県は28日、12人体制で県東部の海岸、約20キロにわたって注射器の回収作業を行いました。3月1日までに見つかったその数は、約1200本に上るということです。
鳥取県河川課 池田典男課長
「針はそもそも危ないですし、何がついているかわからない。(注射器については)ここ数年、大量に漂着したことはない」
なぜ、これほど大量の注射器が漂着したのか、原因はわかっていません。県は、注射器を見つけた場合は、危険なので触らず、県や市町村に連絡するよう呼びかけています。