都コロナ分析会議「社会機能の低下が深刻になりつつある」と危機感
東京都は、新型コロナウイルスの感染状況を分析する会議を開き、「社会機能の低下が深刻になりつつある」と危機感を示しました。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「医療機関や高齢者施設等における集団感染、保育園・幼稚園や小学校等の休園休校等が増加をしております。社会機能の低下が深刻になりつつあります」
東京都の感染者の7日間平均は9日時点で、およそ1万7686人で、一週間前からの増加比は、およそ110%と徐々に低下はしていますが、依然、100%を超えています。
増加比の低下の要因として専門家は、20代から40代の若い世代の感染増加が収まってきたことをあげ、高齢の感染者の増加が顕著なことなどからピークアウトの時期についてはまだわからないとしました。
また医療提供体制について専門家は、「病床が空いていても、マンパワー不足で患者の受け入れが困難になる医療機関が増加している」と指摘し、通常の医療も含めた医療提供体制のひっ迫に懸念を示しました。