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処理水トラブルなく…1時間19トンのペースで放出 東電社長きょう自治体訪問し説明「信頼を裏切ってはいけないという覚悟で」

2023年8月25日 11:48
処理水トラブルなく…1時間19トンのペースで放出 東電社長きょう自治体訪問し説明「信頼を裏切ってはいけないという覚悟で」

24日から始まった福島第一原発からの処理水の放出は、トラブルなく25日も続けられています。

福島第一原発にたまる処理水について、東京電力は、海水で薄め24日から海への放出を始めました。これまでに目立ったトラブルはなく、1時間あたり19トンのペースで放出されています。

海水で希釈された処理水のトリチウム濃度は国の基準を下回る1リットルあたり200ベクレル程度で、東京電力は25日夕方にも原発周辺で24日に採取した海水のモニタリング結果などを公表する予定です。

一方、小早川智明社長は、処理水放出を報告するため朝から県内の自治体を訪問しています。この日の朝は南相馬市の門馬和夫市長に会い、今後も最大限の緊張感を持って対応すると述べました。

小早川智明社長「ご信頼を裏切ってはいけないという覚悟を持って取り組む」

門馬市長は、風評被害対策などを求めた要望書を手渡しました。

また、いわき市の港では処理水放出から初めての朝を迎え、この日も港は新鮮な常磐ものが水揚げされ活気に包まれています。

いわき市の仲買人「(価格は)高いよ」
──値段が変わったりは?
いわき市の仲買人「ない」

週末ということもあってか、魚はやや高値で取引され、大きな変化は出ていないことに、漁業関係者はひとまずほっとしていました。