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地震発生1か月…避難後も続く苦悩と葛藤 能登の生産者がいま願うのは…【バンキシャ!】

2024年2月5日 10:12
地震発生1か月…避難後も続く苦悩と葛藤 能登の生産者がいま願うのは…【バンキシャ!】
能登半島地震の発生から1か月以上が経ちました。バンキシャ!がこれまでに取材した被災地の方々から、現状の悩みや今後の課題などについて改めて話を聞きました。

(後呂)
みなさんから返ってきたお答えとして、「通勤4時間」「“集団避難”の今」さらに「能登牛復活には」こちらの3点についてお伝えしていきます。

まずは「通勤4時間」について。私たちが以前(1月13日)取材したのは、穴水町から幼い子どもを連れ、金沢市のホテルに2次避難していた笛木さん一家です。月曜日(1月29日)に、県からの補助を受けて、金沢市内のみなし仮設住宅に引っ越しました。

しかし、父の勝さんは珠洲市の職場までは、最大4時間かかるということです。そのため、いまは週に2、3日は珠洲市に泊まっていて、今後通勤をどうするのか悩んでいらっしゃいました。

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続いては「“集団避難”の今」について。集団避難した中学生たちのその後の状況です。

1月21日、珠洲市では中学生102人の集団避難が行われました。親元を離れて金沢市の施設へ行った生徒の母親に聞きました。

(娘が避難した母親)
「今週も何回もママこっち来る? 今週来る?って連絡がある。さみしいみたいですね。安全な場所で落ち着いて勉強できる環境なので、親としても気持ちがゆれます」

(後呂)
ホームシックになる生徒もいるようで、実際に避難先から親元へ戻った生徒もいるということです。

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では最後、「能登半島の方々にいま、お聞きしたこと」続いては「能登牛復活には」です。

能登町で石川県のブランド牛、能登牛を育てる中瀬英巳さんです。1月26日、断水のため1日4回、川で水をくむなど、牛の世話をするために農場に泊まり込んで作業をしていました。

木曜日(2月1日)には、中瀬さんが子牛から育てた2頭を出荷することができたといいます。これは地震発生後、初めてのことでした。しかし、これまでと同じように出荷できるようになるためには、おいしい牛を食べてくれる観光客に戻ってきてもらわないといけないと言います。いま願うのは“観光の復活”でした。

(2月4日放送『真相報道バンキシャ!』より)