中国の厳しいコロナ対策…影響は日本にも 都内の青果店では“玉ねぎ価格約2.5倍”
新型コロナウイルスの感染拡大で、中国では厳しいコロナ対策が打ち出されています。影響は日本にも出ており、茨城・桜川市では、上海の工場の製造が止まり、ゴミ袋が品薄になっていました。また、都内にある青果店では、入荷の減少などで玉ねぎの価格が平年の約2.5倍に高騰していました。
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新型コロナウイルスの感染拡大が続く中国・北京では、感染拡大を防ぐため、公園などが封鎖され、子供たちが遊び場を失っていました。上海でも大規模なロックダウンが約1か月半続くなど、中国では厳しいコロナ対策が打ち出されています。
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その影響は、日本にも出ていました。
茨城・桜川市の薬局で品薄になっていたのは、自治体指定のゴミ袋です。上海にある工場の製造が止まり、「納品が大幅に遅れる」と市に連絡があったといいます。
薬局の客
「みんな『買いに行ってももう(売って)ない』って、きょう、たまたま1袋買えてよかったんですけど」
桜川市は当面の間、指定のゴミ袋以外でのゴミ出しを認めるとしています。
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中国のロックダウンは、食品にも影響が出ていました。東京・新宿区のある青果店では、飲食店向けに販売していた中国産の玉ねぎの入荷が減少しました。
都内の青果店
「中国産がなくなってきたから、(青果店が)国産に手を出すので、国産もみんな高くなってきている」
家庭向けの国産の玉ねぎの価格も高騰。産地の天候不良による不作などもあり、玉ねぎの価格は平年の約2.5倍になっているのです。青果店のお客さんは、「いまは1玉でも高いので、買い控えている。使う頻度が下がっています」と話していました。
(5月10日放送『news zero』より)