ユニホームの縁で被災地応援 栃木の高校吹奏楽部がチャリティーコンサート
3日、栃木県庁では能登半島地震の被災地を応援しようと作新学院高校によるチャリティーコンサートが行われました。そこには被災地と高校を結ぶ「ユニホームの縁」が。
チャリティーコンサートを開催した作新学院高校の吹奏楽部が着ているのは、石川県立珠洲実業高校のユニホームです。
珠洲実業は2010年に閉校した後、学校の元関係者らの提案で作新学院にユニホームを寄贈しました。
作新学院は定期演奏会などでこのユニホームを着て、去年11月には珠洲市でも演奏会を開催、「ユニホームの里帰り」が実現しました。
そのおよそ40日後、能登半島地震が発生。
作新学院高校 吹奏楽部部長・宮田心春さん「町も温かいし人も温かいのに、その温かいものがすべて、地震で壊されてしまったのが無念で仕方なかった」
部員たちは募金活動の他、珠洲実業のユニホームで10曲あまりを演奏しました。
作新学院高校 吹奏楽部顧問・三橋英之さん「今すぐにでも(被災地に)駆けつけて、それが叶わなかった。今できることをやろう」
集められた募金は被災地のために役立てられるということです。