マイナンバーカードと医療情報の連携で…
政府はマイナンバーカードの普及を進めるため、将来的には健康保険証としても使えるようにする方針。17日夜の深層NEWSでは、この問題の専門家がマイナンバーカードに医療情報がつながることのメリットとデメリットを議論した。
INIAD(東洋大情報連携学部)坂村健学部長「カルテデータが病院の間でやりとりできないとか、薬と医療が分離しているために相互連携できないことにより、デジタルトランスフォーメーション、世界でやっているようなことができていない。そういう事をやるときにマイナンバーカードを使った方が、おそらくコストが一番低いし、一番安全だと思う」
海渡雄一弁護士「健康情報というのは、あらゆる個人情報の中で最も機微情報だと思う。それは孤立して扱う方が安全だという感覚をもってほしい」
マイナンバーカードの普及促進に取り組んでいる内閣官房・番号制度推進室の向井室長は、いまは個人情報を悪用されないための法制度に未整備な点がある事を認めた上で、今後、個人情報保護法を改正する際に整備すべきだとの考えを示した。