台風17号、九州北部に最接近 厳重警戒を
大型の台風17号が九州北部に最接近している。23日は、西日本から北日本の広い範囲で非常に強い風が吹くおそれがあり、厳重な警戒が必要だ。
現在、九州北部や中国地方の一部が暴風域に入っていて、長崎市野母崎と、長崎空港では最大瞬間風速39.1メートルを観測した。
長崎県対馬市では、台風本体の発達した雨雲がかかって非常に激しい雨が降り、50年に一度の記録的な大雨となった所があった。
また、三重県や徳島県でも、1時間におよそ120ミリの雨が降り、記録的短時間大雨情報が出された。
台風はこのあと朝にかけて中国地方にかなり接近しそうだ。そして、23日の日中から夜にかけては、暴風域を伴ったまま日本海を北東に進み、北日本に近づく予想となっている。
台風の北上に伴って、23日は広い範囲で非常に強い風が吹きそうだ。予想される最大瞬間風速は、九州北部と中国地方で45メートル、四国、近畿、北陸、東北、北海道で35メートルとなっている。
また、西日本から北日本の各地で非常に激しい雨が降り、大雨となりそうだ。23日夜遅くまでの予想雨量は、四国と東海で200ミリ、北海道で180ミリ、近畿で150ミリ、東北で100ミリとなっている。
暴風や土砂災害に厳重な警戒が必要だ。