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市川猿之助被告「もっと自分が強ければ」 初公判で起訴内容認める

2023年10月20日 16:03
市川猿之助被告「もっと自分が強ければ」 初公判で起訴内容認める

両親に対する自殺ほう助の罪に問われている歌舞伎俳優の市川猿之助こと喜熨斗孝彦被告の初公判が、20日開かれ、猿之助被告は起訴内容を認め、「もっと自分が強ければ」と後悔の言葉を述べました。

歌舞伎俳優の市川猿之助こと喜熨斗孝彦被告は、ことし5月、東京・目黒区の自宅で母親の延子さんと父親の市川段四郎さんの自殺を手助けした罪に問われています。

20日の初公判で猿之助被告は起訴内容を認め、自身に関する週刊誌の記事などをきっかけに自殺を決意したことを両親に伝えると、母親から「あなた1人だけいかせるわけにはいかない」と言われたと語りました。また、「歌舞伎という大きなものの前では個を殺し、辛いことの前でも自分をおさえる生き方をしてきた」と話し、「もっと自分が強ければ」と後悔の言葉を述べました。

検察側は懲役3年を求刑し、猿之助被告は最後、「反省、申し訳なさと感謝を一生背負っていく思いです。もし僕にしかできないことがあるならそれをさせていただき生きる希望にしたい」と述べました。

判決は来月17日に言い渡されます。

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