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ブロックチェーン最大級の会議 大阪で

2019年10月11日 18:56
ブロックチェーン最大級の会議 大阪で

ブロックチェーンの世界でビットコインに次ぐ規模を誇るイーサリアム、その年に1度のカンファレンスが今、大阪で開催されている。

Ethereum developers conference5(イーサリアム ディベロッパーズ カンファレンス ファイブ)、通称“Devcon5(デブコン ファイブ)”。

世界最大級のブロックチェーン「イーサリアム」の開発者が集うイベントが大阪ATCホールで行われている。5回目となる今回は、初の日本開催。世界各国から技術者や事業者、投資家など4000人以上が集結。登壇者には、イーサリアムの開発者ヴィタリック・ブテリン氏をはじめ、日本人の姿もみられた。若き開発者が次々に最新の技術や研究についてプレゼンテーションを繰り広げている。

会場内には、交流スペースも設けられ、様々な国の様々な立場の人たちが時には、研究内容について、また時にはビジネスについて熱い議論を繰り広げる光景を、いたる所で目にすることができる。

最先端のテクノロジーで社会を変えようという人々の熱気を肌で感じることのできるイベントだ。

この「Devcon5」を主催するイーサリアム財団のエグゼクティブ・ディレクターである宮口あやさんに話を聞いた。


――イーサリアムはどんな社会を目指しているのですか。

「分散型自律社会」と言っているんですけれども、私たちの生きてる世の中は、使ってるツールとかシステムが、割と大きな会社に運営されていることが多いんですね。それは、とても便利でよいことなんですけれども、もしその会社に何かあった場合、消費者に影響が出たり、社会に問題が起きてしまったりするんです。例えば、自分の持っている資産や、自分のIDなど、自分のデータなんですが、自分でコントロールできていないんです。それを自分でコントロールすることができるのが、イーサリアムのプラットホームです。


――ブロックチェーンで、社会問題をどのように解決するのですか。

すでにイーサリアムで使われているプロジェクトなんですが、被災地に資金を送りたい時に、なかなか送れないという問題がありますが、イーサリアムのプラットホームを使えば、すぐに送ることができます。それだけでなく、どのように自分の送った資金が使われるかということも見ることができます。

ほかには、例えばインドネシアの子どもたちは、半数は戸籍に登録されていないといわれています。そうすると医療や、教育サービスを受けることができないんですが、この問題も、子どもにIDを提供することが、イーサリアム上に作られたアプリケーションでできます。

そんなメリットもあって、大きなNGOとかも注目するようになってきて、ちょうど2日前に国連のユニセフと私たちイーサリアムファンデーションのパートナーシップが発表されました。

【the SOCIAL futureより】

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