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【台風対策】命を守るために、今すべきこと

2019年10月12日 2:00
【台風対策】命を守るために、今すべきこと

台風19号が近づいている。『命を守るために、今すべきこと』を紹介する。今回は、防災システム研究所の山村武彦所長にお話を伺った。

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【窓ガラス】
まず、窓。養生テープや布製のガムテープを「米印」状に貼ると、補強できる。もし割れてしまっても、ガラスが飛び散りづらいという。さらに、ガラスと窓の縁をテープで貼ると強度が上がるという。

カーテンも大事だ。カーテンを閉めて、テープで壁ととめる。窓を囲うように横と下をとめて隙間をなくせば、もしガラスが割れても、家の中に入ってくるのを防げるという。厚底の靴を用意しておくことも大事だ。

【屋外の植木鉢・自転車など】
外に置いてある植木鉢や自転車などは、家の中に入れるか、固定するかしてください。風で飛ぶと、近所の家の窓ガラスや壁を壊す可能性がある。自分だけでなく、ほかの人も傷つけてしまわないよう対処してほしい。

【停電】
停電に関しては、懐中電灯を常に手の届くところに置いておくこと。また、予備の電池を1か所に集めておくことも大事だ。

【断水】
断水の備えとしては、お風呂やお鍋など、水をためられるところにためておいてください。水はトイレにも使えるし、煮沸すれば飲むこともできる。

【スマホ】
天気や防災のアプリをインストールしておく。ツイッターなどSNSでは、自治体がアップした情報を見たり、被災した人同士で情報を共有できたりする。登録していない人は、これを機に登録すると役立つ。また、使っていないアプリが無駄にスマホの電池を消費していることも。そういったアプリを削除するのも電池の節約になる。

【その他】
停電になるとカードが使えないので、現金を用意しておく。また、最近、夜は寒くなってきた。今のうちに、しまってある毛布や冬物を出しておくと役に立つかもしれない。

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ご紹介したのは、どれも今すぐにできること。自分だけでなく、大切な人を守るためにも実践していただきたいと思う。