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山梨県内では20市町村に大雨特別警報

2019年10月12日 20:40
山梨県内では20市町村に大雨特別警報

山梨県内は12日午後6時現在、20市町村に最大級の警戒が必要な大雨特別警報が発表されている。

降り始めから午後6時までの降水量は、山梨と静岡の県境に近い南部で436ミリ、県東部の大月で375.5ミリ、上野原で361.5ミリなどとなっている。

午後6時現在、甲府市など10市村に緊急性の高い避難指示が出ているほか、17の市町村に避難勧告が出されている。土砂災害警戒情報も甲斐市や昭和町を除く県内すべての市町村に出されている。多くの自治体には避難所が開設され不安な夜を迎えている。

被害も確認されている。山梨県富士吉田市では68歳の女性が強風にあおられて転倒し、軽いけがをした。また、初狩町では国道20号にかかる橋が増水のため折れ曲がり、通行止めとなっている。また大月市では住宅1棟と工場の床上浸水も確認されている。

交通網も大きく乱れ、JR中央線は13日も終日運休を決めた。中央自動車道は高井戸IC~諏訪ICまで全線で通行止め。これから夜遅くにかけて局地的に1時間に80ミリの猛烈な雨が降る恐れもあり、厳重な警戒が必要。命を守るための最善の行動が必要。