長崎に一時大雨特別警報 引き続き警戒を
気象庁は20日午前、長崎県の五島列島と対馬で、台風などの影響で「これまでに経験がないような大雨となっている」として、一時、大雨特別警報を発表した。特別警報は、午後4時過ぎにすべて解除された。
長崎県の五島列島と対馬では、台風5号などの影響でできた発達した雨雲が連なる「線状降水帯」によって猛烈な雨が降り続き、気象庁は「これまでに経験がないような大雨となっている」として、20日午前10時過ぎ、大雨特別警報を発表した。
大雨特別警報は、5段階の「大雨警戒レベル」のうち最も危険性が高い「命の危険」を示す「レベル5」にあたる情報で、発表されたのは去年7月の西日本豪雨以来。
気象庁は、大雨は峠を越え雨脚が弱まったとして、五島列島に出していた大雨特別警報を午後3時過ぎに、対馬に出していた大雨特別警報を午後4時過ぎにすべて解除した。
ただ、大雨のピークが過ぎたあとに土砂災害が起きることもあるとして、気象庁は引き続き、厳重に警戒するよう呼びかけている。