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【解説】「台風8号」急な大雨や強風に警戒 東海地方“線状降水帯”発生のおそれ 交通機関への影響は?

2022年8月13日 2:03
【解説】「台風8号」急な大雨や強風に警戒 東海地方“線状降水帯”発生のおそれ 交通機関への影響は?

台風8号は、13日午前9時に東海地方にかなり接近し、日中に東海地方や関東地方に上陸する見通しです。東海地方では、「線状降水帯」が発生して災害の危険度が高まるおそれがあり、警戒が必要です。新幹線や空の便への影響が出る可能性も。

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■台風8号いつ接近? 東海地方は「線状降水帯」発生のおそれ…災害に警戒を

有働由美子キャスター
「台風8号の予想進路ですが、このあと、13日の午前9時には東海地方にかなり接近して、そして日中には東海地方や関東地方に上陸する見通しで、夜にかけて関東付近を通過する予想です。そして14日には三陸沖へ抜けて、夜には温帯低気圧に変わる見込みです。気象予報士の村上さんに伺います。どの時間に何に気をつけたらいいですか」

村上なつみ気象予報士
「台風8号はコンパクトな台風で、近づいてくると急に雨風が強くなりそうです。まずは、警戒が必要な時間を地域ごとに見てみます。雨についてですが、東海地方では朝から局地的に大雨が降り、昼ごろから夜にかけて大雨のピークとなりそうです。そして、関東地方でも早いところでは昼前から激しい雨が降り、夜遅くにかけて大雨のおそれがあります」

「福島県など東北地方南部も夕方以降、大雨に警戒が必要です。また台風接近にともない、東海地方では昼前から、関東では午後3時ごろから風が強まりそうです。東海・関東地方では最大瞬間風速30メートル。人が転倒したり、看板が飛ばされるほどの非常に強い風も吹きそうです。特に東海地方では、13日の日中に『線状降水帯』が発生し、災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。厳重な警戒が必要です」

■交通機関への影響は?

有働
「お盆休み直撃となると、新幹線、飛行機を利用しようという人は心配していると思うんですが…」

村上
「新幹線は今のところ運休する予定はありませんが、JR東海は『台風の影響で旅行を見合わせることを伝えれば、払い戻しをする』としています。空の便は、全日空では八丈島と静岡空港を発着する便が終日欠航。日本航空は平常運航を予定していますが、全日空・日本航空ともに羽田の発着便などに影響が出る可能性があります」

有働
「改めてになりますが、川や海には近づかない。そして、お出掛けをする方、帰省をする方は交通機関のホームページを見るなど、最新の情報をチェックしてください」

(8月13日午前0時半ごろ放送『news zero』より)