「医療のひっ迫を防ぎたい」自宅療養者に“支援金”給付を検討 秋田
止まらない新型コロナウイルス感染拡大の波。28日、全国の感染者は初の8万人を超えました。自宅療養者も増える中、秋田県では自宅療養者に対して、1人当たり“3万円程度”の支援金給付を検討中とのことです。
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埼玉・戸田市で28日午後、市の職員が車に段ボールを運び込んでいました。そして向かった先は、自宅療養者の家です。
市の職員
「福祉保健センターです。玄関の前に食料等置かせていただきましたので」
自宅療養者が急増している戸田市。食料などの支援物資やパルスオキシメーターを配送していました。多い日には100件近く回ることもあるといいます。
記者
「1回目(車に)積んだものは?」
戸田市の職員
「なくなりました。足りないのでいったん取りに行って、まだ行けてない世帯があると思うので」
職員を増やして対応していますが、負担は日に日に増えているといいます。
戸田市福祉保健センター 長谷川綾主幹
「かなりひっ迫した状況になっています」
倉庫備蓄している食料品についても──
戸田市福祉保健センター 長谷川綾主幹
「かなりの量が一日で出ていく状態なので、残りとしてはかなり厳しい状態にはなってきている。足りないようであれば、別の物資の購入も検討している」
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こうしたなか、秋田県は無症状か軽症で自宅療養している人に対し、1人当たり3万円程度の支援金の給付を検討。
使い道は、家にいる時間が長くなることから、光熱費のほか、たとえば「買い物代行」や「自宅の除雪の代行」を依頼した際の費用などに充ててもらうことを想定しています。
なぜ、自宅療養者に対し、支援金の給付を検討しているのでしょうか──
秋田県 佐竹知事
「(自宅療養で)一般医療のひっ迫を防ごうという意味もあります」
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一方、大阪では初めて感染者が1万人を超えました。
大阪府 吉村知事
「今後さらに増えてくると思います」
止まらない感染拡大の波。全国の感染者は初めて8万人を超えました。重症者は前日から160人増え697人で、600人を超えるのは去年10月5日以来です。
(1月28日放送『news zero』より)