松の間 秋篠宮さまをはじめ11人の皇族方
即位礼正殿の儀が行われる正殿の廊下に、松の間に向かう秋篠宮さまが姿を見せられた。
「黄丹袍」に身を包み「垂纓の冠」をかぶられている。「黄丹袍」は、朝日が昇る色を表すとされ元来、皇太子が着用する装束。令和の代替わりによって皇位継承順位第1位の「皇嗣」となられた秋篠宮さまの装束となり、22日が初めてのお披露目となった。
続いて十二単(じゅうにひとえ)姿の秋篠宮妃紀子さまが静かに松の間へと進まれる。紀子さまは1990年6月に結婚、新婚で迎えられた平成の即位礼では初々しい十二単姿も話題となった。髪は古式ゆかしい「おすべらかし」で手に持たれているのは「檜扇」。
続いて長女の眞子さまがゆっくりと進まれてきた。紫の「唐衣」、紅の「表着」、萌葱(もえぎ)色の表地の「五衣」の十二単をまとい「おすべらかし」の髪形に、手に「檜扇(ひおうぎ)」を持たれている。23日、28歳の誕生日を迎える。
その後ろには二女の佳子さまが続かれる。眞子さまと同じ色合いの十二単を身にまとわれ髪は「おすべらかし」、手に「檜扇」というお姿。眞子さま、佳子さまともに十二単を着られるのは初めて。
天皇陛下の叔父にあたる常陸宮さまが車いすに乗って姿を見せられた。83歳の常陸宮さまはご高齢のため「束帯」と呼ばれる装束ではなく燕尾服を着用されている。
常陸宮妃華子さま。そして十二単姿の女性皇族方が続く。三笠宮寛仁親王妃信子さま、三笠宮家の彬子さま、瑶子さま、高円宮妃久子さま、長女の承子さま。
男性皇族は秋篠宮さまと常陸宮さまの2人。なお、愛子さまと悠仁さまは未成年のため儀式には出席されない。