日航機エンジン出火 部品の一部が折れて…
2017年に羽田空港で日本航空機のエンジンから出火した重大インシデントについて、国の運輸安全委員会は、エンジン内部の部品の一部が折れたことが原因などとする報告書を公表した。
この重大インシデントは、2017年9月、羽田空港で離陸直後の日本航空機の左エンジンから出火し、引き返して緊急着陸したもの。
報告書によると、エンジン内部の部品同士が接する部分で強い力が働き、一部が折れたことで、その後ろにある部品にも損傷が広がったと考えられるという。
当時、エンジンメーカーは改良された部品を作っていたが、メーカー側がただちに交換が必要とはしていなかったため、日本航空では、消耗し交換が必要になるまで部品を使っていたという。
日本航空は、今回の重大インシデントを受け、保有する同型のエンジンについて、点検を強化し、改修も行っているという。