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首里城6棟全焼 午前11時頃“ほぼ鎮火”

2019年10月31日 11:51
首里城6棟全焼 午前11時頃“ほぼ鎮火”

31日未明、沖縄県の世界文化遺産・首里城で火事があり、正殿などが全焼し、午前11時ごろほぼ消し止められた。

警察などによると、31日午前2時40分頃、首里城を警備している会社から、「煙が見える」と消防に通報があったという。首里城の正殿、北殿、南殿、書院など6棟が全焼し、あわせて4200平方メートルが焼失した。火は31日午前11時ごろにほぼ消し止められた。

詳しい出火原因は現在のところ分かっていない。

この火事で40代の消防隊員1人が脱水症状を訴え病院に搬送されたということだが、その他のケガ人の情報は今のところ入っていないという。

住民「沖縄のシンボルがなくなるわ」「もう全然考えられない。空からなんとかできないのかしら。(Q.水かけていますね)水だけでは…怖いな。あんなに火の粉があがって」「本当にもう悲しい」

首里城跡は、2000年に日本で11番目の世界遺産に登録され、この年、首里城・北殿で「九州・沖縄サミット」の夕食会が開催されるなど、沖縄の象徴的な建造物だった。

那覇市 中央消防署長「正殿に向かいまして左手のほうから炎が立ち上がっていた。炎については屋根に達するほどの高さまであったという状況。北風にあおられる形で燃え広がりも早かったのかなという感じがします」

首里城公園は31日は臨時休園するという。