マラソン札幌めぐり調整委 費用負担も協議
東京オリンピックのマラソンと競歩の札幌開催計画をめぐり、31日はIOCや東京都などの実務者協議が行われ、懸案の費用負担についても話し合われる。
31日の実務者協議は東京都が提案したもので、都の副知事やIOCの担当者らが出席して非公開で行われている。
東京都は、IOCにマラソンのスタート時間を早めることや、競歩のコースに日よけのテントを張るなどの追加の暑さ対策を提案して、東京開催の可能性を探る方針。
一方、札幌開催で合意するため懸案となっている「費用負担」についても議論が行われる予定で、「負担はしない」とする都に対し、大会組織委員会は、新たにかかる費用の負担をIOCに求めたい考え。
11月1日に行われる、コーツ調整委員長、小池知事、森会長らによる4者のトップ会談に向け、IOCや組織委員会が費用負担などで都への譲歩案を示せるのかが焦点となる。