高浜原発4号機トラブル ケーブルの接触不良で制御棒が誤作動…建設当時からの不具合か 関電が報告
今年1月、福井県にある高浜原発4号機が自動停止したトラブルについて関西電力は原子力規制庁に対し、ケーブルの接触不良によって制御棒が誤作動し原子炉に挿入されたためと報告しました。
高浜原発4号機では今年1月原子炉内の一部で核分裂反応の低下を示す警報がなったため自動停止するトラブルが発生していました。
原子炉には核分裂反応にブレーキをかける際に挿入する制御棒48本が設置されていますが、関西電力は7日、その電源ケーブルの一部に他のケーブルが覆い被さっていたため接触不良が生じ、制御棒のうち1本が誤作動をおこし原子炉内に落下する形で挿入されたことが原因とみられると原子力規制庁に報告しました。
高浜原発4号機は再来年運転開始から40年を迎えますがケーブルの不具合は建設当時からあったとみられるとしています。