「宗教2世」に積極的支援を 文科省が全国学校に通知
いわゆる「統一教会」の問題をめぐり、文部科学省は悩みを抱える「宗教2世」などの児童生徒に対し、学校が積極的に支援を図るよう、全国に通知しました。
いわゆる「統一教会」問題に対応する関係省庁連絡会議の結果を踏まえ、10日、文部科学省は、全国の教育委員会などに対し、宗教に関わる問題で悩みを抱える「宗教2世」などの児童生徒について学校が積極的に早期の発見や支援、対応などに努めるよう求める通知を出しました。
また、心のケアが必要な場合はスクールカウンセラーなどと共に教育相談に取り組み、児童相談所など関係機関と連携して必要な支援を行うよう求めています。
さらに、授業料や進学費用など経済的な相談を受けた場合には、奨学金などの制度を紹介すると共に、保護者が給付金を教育費に使用しない恐れがある場合、学校が代理で受領するなど丁寧な対応を求めています。