両陛下、伊勢神宮の内宮で「親謁の儀」
天皇皇后両陛下は伊勢神宮の内宮(ないくう)で、「即位の礼」と「大嘗祭(だいじょうさい)」を終えたことを報告する「親謁(しんえつ)の儀」にのぞまれた。
三重県伊勢市を訪問中の天皇皇后両陛下は、皇室の祖先とされる天照大神をまつる伊勢神宮の内宮で、「親謁の儀」にのぞまれた。23日の伊勢は晴れわたり、まず、「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」に身を包んだ天皇陛下が、ほろを外した儀装馬車で、正宮前に到着された。陛下は穏やかな表情で、まっすぐ前を見ながら、歴代天皇に伝わる剣と勾玉(まがたま)とともに雨儀廊と呼ばれる屋根がついた階段を進み、玉串をささげて拝礼された。
続いて皇后さまは、馬アレルギーのため馬車は使わず、即位パレードで使用したオープンカーで参道を進まれた。皇后さまは十二単(じゅうにひとえ)の姿で正殿に玉串をささげて拝礼された。
両陛下は伊勢神宮に「即位の礼」と「大嘗祭」を終えたことを報告する「親謁の儀」を終え、23日午後に帰京される。