タカタ製エアバッグで死亡事故 調査を指示
オーストラリアでタカタ製のエアバッグの異常破裂が原因とみられる死亡事故が起きたことを受け、国土交通省は、国内の自動車メーカー7社にリコールの必要があるかどうか、調査するよう指示した。
国土交通省によると、オーストラリアで、タカタ製のエアバッグが異常破裂するおそれがあるとして、リコールの届け出があった。オーストラリア国内では、破裂が原因とみられる死亡事故が1件、重傷事故が1件起きたという。
これを受け国交省は6日、同じタイプのエアバッグを使っていた、トヨタやスズキ、ホンダなど自動車メーカー7社に対し、リコールの必要性があるかどうか調査をするよう指示した。同じタイプのエアバッグを搭載している車は、日本国内で約15万台が走行している。
タカタ製のエアバッグをめぐっては、異常破裂する不具合による大規模なリコールが2009年から続いているが、今回の問題になった不具合は、別の部品の製造不備によるとみられるという。