トランプ大統領 弾劾調査の決議可決
アメリカ・トランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐり、議会下院は先月31日、大統領に対する弾劾調査を正式に承認する決議案を可決した。弾劾調査が加速することになるが、大統領は猛反発している。
トランプ政権と与党・共和党が弾劾調査への協力を拒否する中、野党・民主党が多数を占める議会下院は、31日、弾劾調査の手続きを正式に承認する決議案を可決。政府関係者らの公聴会での公開証言など、今後の手続きが明確にされていて、調査が加速することになる。
さらに、下院は政権によるウクライナへの対応に批判的だったとされるボルトン前補佐官に対しても、証言を要請していて追及を強めている。
一方、大統領は「アメリカ史上最大の魔女狩りだ」と猛反発していて今後一層、攻防が激しくなるとみられる。