奈良・法隆寺でお身ぬぐい 新年迎える準備
世界遺産に登録されている奈良県斑鳩町の法隆寺では、仏像に積もった今年1年のほこりを払うお身ぬぐいが行われた。
法隆寺のお身ぬぐいは、1993年に世界遺産に登録されたのを機に始まったもので、仏像に美しい姿で新年を迎えてもらおうと、毎年この時期に行われている。
午前10時、金堂で仏像の魂を抜く法要が営まれた後、竹の先に和紙を着けたハタキやハケなどを使って、国宝の釈迦三尊像や仏具などの積もったほこりを丁寧に払い、新年を迎える準備を整えた。
訪れた参拝者らは次第に輝きを取り戻していく仏像を、静かに見守っていた。