広島原爆投下から77年です。夏を前に広島市の平和公園で「原爆死没者名簿」の風通しが行われました。

原爆投下時刻の午前8時15分。「風通し」は職員の黙とうから始まりました。原爆慰霊碑に納められる122冊の原爆死没者名簿には、去年までに死亡を確認したおよそ32万9000人の被爆者の名前が記されます。

雲一つない青空の下職員は、名簿の湿気を取り除き、状態を確認するため1ページずつ丁寧に風を通しました。

原爆被害対策部調査課　住田達哉課長「8月6日に向けて原爆で亡くなった方への慰霊の思いを新たにする」

名簿には来月からこの1年で新たに亡くなった被爆者の名前が書き加えられます。