秋田で最大瞬間風速30.5メートル観測…各交通機関に影響、7市町で建物被害を確認 来週前半は今季一の寒気流入の見込み、引き続き注意を
秋田県は20日夜から21日朝にかけて大荒れとなりました。交通機関への影響や建物への被害が出ています。
秋田県で20日夜から21日朝にかけて観測された最大瞬間風速は秋田市で30.5メートル、八峰町で28.8メートル、にかほ市で28.2メートルなどとなっています。
20日夜に停電が発生した影響で、秋田新幹線は秋田―盛岡間で上りと下り合わせて3本が区間運休しました。乗客が列車内で一夜を過ごすなど、およそ280人に影響が出ました。21日は始発から平常どおり運転しています。
在来線は20日、18本の列車が運休または区間運休し、21日も五能線と羽越線に運休や遅れが出ました。
21日は秋田空港の東京行き、大阪行きの第1便がそれぞれ欠航しています。
秋田県総合防災課の午前11時時点のまとめによりますと、県内では秋田市など7つの市と町で建物への被害が確認されました。住宅への被害が6件、小屋などへの被害が4件です。
風のピークは過ぎましたが、24日、25日にかけて秋田県内にも今シーズン一番の寒気が流れ込む見込みで、引き続き気象情報に十分注意が必要です。