天皇皇后両陛下が皇居入り 誕生日祝賀行事
天皇陛下は23日、60歳の誕生日を迎えられた。
23日朝、天皇陛下は誕生日の祝賀行事に臨むため皇居に入られた。その後、皇后さまも皇居に入り、笑顔で手を振られた。
60歳の誕生日に先立ち、天皇陛下は即位後初めての記者会見に臨まれた。
天皇陛下「たくさんの方々からいただいた祝福の気持ちを糧に、研鑽(けんさん)を積み、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、象徴としての責務を果たすべく、なお一層努めてまいりたいと思っております」
陛下は会見の中で、「社会の変化や時代の移り変わりに対応した務めを考え、行動していくことは大切」で、「皇室の役割でもある」と述べ、「憲法を遵守(じゅんしゅ)し、象徴としての務めを誠実に果たしてまいりたい」と、天皇としての決意を語られた。
また、新型コロナウイルスの感染拡大にも触れ、お見舞いの言葉とともに「感染の拡大ができるだけ早期に収まること」を願われた。
23日、天皇誕生日の一般参賀は感染拡大を考慮して中止となったが、皇居などでの祝賀行事は行われる。