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原発で異常の報告なし 志賀原発で「スロッシング」現象も…外部への放射性物質の影響なし 原子力規制委

2024年1月1日 19:33
原発で異常の報告なし 志賀原発で「スロッシング」現象も…外部への放射性物質の影響なし 原子力規制委

原子力規制委員会は1日午後6時半から会見し、原発に関して、これまでに入っている情報を説明しています。これまでに異常が報告されている原発はないということです。

午後4時10分に石川県で最大震度7を記録した地震で、北陸電力志賀原発が立地する志賀町で震度7を記録しています。

志賀原発では外部からの送電系統が2系統ありますが、そのうち1系統からは現在、受電できていないということです。ただ、もう1系統から受電していて、使用済み燃料プールの冷却などは継続されていて、原子力発電所の安全確保上、重要な電源は確保されているとしています。

一方で志賀原発では、使用済み燃料プールの水が地震の揺れで周囲にこぼれ出す「スロッシング」と呼ばれる現象が生じたということです。ただ、志賀原発の周辺で放射線の強さを測定するモニタリングポストは平常と同程度の値になっているということで、外部への放射性物質の影響はないということです。

原子力規制委員会では、新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発などこのほかの原発についても情報収集を進めていて、これまでのところ異常が発生したとの報告はなく、周辺のモニタリングポストの値にも異常は見られないとしています。

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