滝山病院側、東京都に改善計画書を再提出 入院患者暴行事件
複数の看護師による入院患者への暴行事件が起きた東京・八王子市の精神科病院「滝山病院」をめぐる改善計画書について、31日、病院側が再提出を行い、都が受理しました。
滝山病院は去年5月、都の改善命令に従って、虐待の再発防止に向けた対策などをまとめた改善計画書を提出していましたが、都は去年11月、改善に向けた取り組みが不十分だとして、改善計画書の見直しを求めていました。
これを受けて31日、滝山病院側は、第三者委員会の提言などを踏まえた新たな改善計画書を提出しました。新たな計画書では、理事長や院長の責任は重大だとした上で、後任が見つかり次第、速やかに辞任するとしました。
また、常勤の看護師が全体の8%程度にとどまっている問題については、7月までに常勤の看護師の割合を25%まで引き上げるとしました。
都は今後、3か月ごとに病院側から改善状況の報告を受けるとともに、抜き打ちの立ち入り検査を実施するとしています。