八王子市・滝山病院 虐待防止へ初会合「なぜ虐待事案が起こったのか、原因を把握したい」
複数の看護師が入院患者に暴行したとして逮捕された東京・八王子市の精神科病院で、「虐待防止委員会」の第一回の会合が開かれました。
東京・八王子市の精神科病院「滝山病院」をめぐっては、先月、虐待の再発防止に向けた対策などについて病院側から改善計画が提出され、都は計画を受理していました。これに基づき、19日、「虐待防止委員会」の第一回の会合が行われました。
虐待防止委員会委員長・伊井和彦弁護士
「なぜ虐待事案が起こったのか、原因を虐待防止委員会で把握したい」
これとは別に調査や検証を行う第三者委員会も設置されていて、両方の委員会のトップを務める伊井委員長は、「病院側の体制に原因があるとすれば、そこも改善していかなければ、 虐待防止にならない」として、調査結果によっては病院側の責任についても検討するとしています。