先月、東京都が虐待の再発防止などを求める改善命令を出した東京・八王子市の精神科病院を巡り、病院側が提出した改善計画の一部について、具体性を欠くなどの理由で都が修正を求めたことが分かりました。

複数の看護師が入院患者に暴行したとして逮捕された東京・八王子市の精神科病院「滝山病院」について、都は先月、虐待の再発防止に向けた対策などを求める改善命令を出し、改善計画の提出を求めていました。

都によりますと、9日午後、病院側から改善計画が提出されましたが、虐待を発見した職員が報告しやすい体制や患者からの相談に対応する体制の整備について、具体的な内容が記載されていないことなどから、修正を求めたということです。

都の担当者は、提出された計画について「一定程度の記載はあり都として評価している」とした上で、「さらなる改善がはかられることを期待している」と話しています。