神奈川県内2つの“虐待死” 県が検証結果を公表
神奈川県は、県内で起きた子供が虐待で死亡した2つの事件について、検証結果を公表しました。
専門家による検証が行われたのは、大和市で当時7歳と1歳の息子2人を殺害したとして去年、母親が逮捕された事件と、厚木市で幼い子供2人を車内に放置し熱中症で死亡させ、去年7月に母親が逮捕された事件です。
大和市の事案については、事件前に死亡していたほかの子どもに関する情報収集が不十分だったとしたうえで、速やかに情報収集できる体制を整える必要があるなどと指摘しました。
また、厚木市の事案については、子どもの車内放置が命に関わるものだと強い危機意識を持って対応する必要があるなどと指摘されました。
県は「児童相談所や関係機関と共有して具体的な行動に繋げたい」としています。