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東山社長が英BBCに語ったこととは… 記者は対応を批判 ジャニー喜多川元社長・性加害問題 

2024年4月1日 13:38

イギリスBBC モビーン・アザー記者(3月29日)
「正直、びっくりしました。世界のどの国でも、性的虐待やレイプの被害者が警察に届け出るのは、とても難しく勇気のいることです。被害者らを、SMILE-UP.や東山氏が、どんな方法を使ってでも支援するべきです」

SMILE-UP.は、当該のスタッフ2人について、“去年9月までに厳正に対処した”としていますが、詳細については明らかにしていません。

これまで多くの被害者を取材してきたアザー記者。抱いた疑念は、もう一つありました。

イギリスBBC モビーン・アザー記者(3月29日)
「ブランドと会社を、守っているように見えました。“被害者に対する正義”を感じませんでした」

それは、公開されたインタビューに先立って行われた、ミーティングでのことです。

SMILE-UP.の広報がアザー記者に対し、「被害者を紹介したい」と申し出たといいます。「もちろんお会いしたい」と、3人の被害者と会ったというアザー記者。

すると…

イギリスBBCモビーン・アザー記者(公開されたBBCニュースでのインタビューより)
「その場にいたサバイバーたちは、“いま名乗り出て被害を主張する多くの人が、真実を話していないと思う”と、そういう考えを私たちに伝えてきました」

“嘘の被害を訴えている人が多いと思う”ということを、強く訴えられたといいます。

イギリスBBCモビーン・アザー記者
「このやりとりには、どういう目的があったのか、理解したいのですが…」

SMILE-UP. 東山紀之社長
「幅広く話を聞いてもらった方がいいんじゃないかなと。僕も何人かこれまで被害者の方たちと話をしましたけれども、やはり真実じゃないことというのも、ちゃんと訴えてほしいという話は多々聞きました」

イギリスBBCモビーン・アザー記者
「“うそをついている人たちがいるかもしれない”と指摘することが、どのようにして役に立つとお思いですか」

SMILE-UP. 東山紀之社長
「それによって、真実の声をきちっと取り上げたいという思いが強いですね」

これまでに被害を訴えている人は、973人。SMILE-UP.は、3月29日時点で、324人への補償を終えたと発表しています。

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