“統一教会”ハンドブック改訂版、厚労省が不適切との見解「養育可能な親にも養子を推奨と捉えられる」
いわゆる統一教会が改訂した信者向けハンドブックについて、厚生労働省は、養育可能な親にも養子を推奨していると捉えられるとの見解を教団側に伝えたことがわかりました。
世界平和統一家庭連合、いわゆる統一教会の信者向けのハンドブックをめぐっては、記載内容があっせん法などの趣旨に反するとして、今年1月、厚労省が行政指導し、教団側は、大幅に内容を修正した改訂版を作成し、厚労省に報告していました。
しかし、厚労省は改訂版についても、「実父母が養育が困難または不適当でないにもかかわらず、 養子に送り出すことを推奨していると捉えられる」として、児童の権利条約などに照らして、適切ではないとの見解を教団側に伝えたということです。