エホバの証人でムチや輸血拒否など“児童虐待” 弁護士ら厚労省に申し入れ
キリスト教系の宗教団体「エホバの証人」で信者の子どもに「ムチで打つ」などの児童虐待が行われているとして、弁護士らのグループが27日、厚生労働省に申し入れを行いました。
日本テレビが取材した宗教団体「エホバの証人」の2世信者や現役の教団幹部らは、教団内で「子どもをムチで打つ」「子どもへの輸血を拒否する」といった虐待行為がいまも行われていると証言しています。
いわゆる統一教会をめぐる問題で、去年12月、厚労省が自治体向けにまとめた指針では、「理由の如何にかかわらず、児童を叩く、鞭で打つなど暴行を加えることは身体的虐待に該当する」と明記されていますが、「エホバの証人」の問題に取り組む弁護士らは、ムチで打たれたといった報告が2世信者らから1か月で70件以上寄せられているなどとして、27日、厚労省に申し入れたものです。
田中広太郎弁護士「児童虐待の被害に遭う人が少しでも減る、少しでも早く救済される、それが私たちの目的というか願いです」
弁護士らは28日に会見を開く予定です。