全国各地で相次ぐ地震――気象庁長官「直接の関係性はない」日頃から備え進めて
今月に入って石川県能登地方で震度6強の地震が発生したのをはじめ、その後も千葉や鹿児島でも震度5弱以上の地震が相次いで発生しましたが、気象庁の大林長官は定例の会見で「直接の関係性はない」との見方を示しました。
今月5日、石川県珠洲市で震度6強の激しい揺れを観測する地震が発生したほか、11日には千葉県木更津市で震度5強、さらに13日には鹿児島県十島村でも震度5弱の地震がありました。
今月に入って震度5弱以上の地震が相次いで発生していることについて、17日、気象庁の大林正典長官は定例の会見で、「それぞれの地震の震源は距離的には離れており、メカニズムも異なることから直接の関係性はない」との見方を示しました。その上で、国内では、いつ、どこで地震が起きてもおかしくないため、日頃から、強い揺れを伴う地震への備えを進めてほしいと呼びかけました。
また、2020年12月以降、群発地震活動が続く石川県能登地方では、5日に発生した震度6強の地震以降、17日午前8時までに震度1以上の地震が104回観測されていて、5日の地震発生以前と比べて依然として活発な活動が続いているということです。