太宰治も愛した“陸橋”最終日…多くの人が訪れる 東京・三鷹市
東京・三鷹市で、作家・太宰治も愛した陸橋が解体されることになり、この橋を自由に通ることができる最終の日となった10日、多くの人が訪れました。
東京のJR三鷹駅近くの線路の上にかかる「三鷹 こ線人道橋」=こ線橋は1929年に建てられ、地元の利用者をはじめ、多くの人に愛されてきました。
しかし老朽化のため、94年間の役目を終え、10日が自由に通ることができる最後の日となりました。
晩年を三鷹で過ごした作家の太宰治が、頻繁にこの橋を訪れていたということで、太宰治ファンの姿もありました。
太宰治ファン
「太宰がよくこの橋から景色を眺めていたということで、私は武蔵境の方を見ていました。太宰さんはどっちの方向を見ていたのかなと思いながら」
この橋は、日本テレビのドラマ「俺たちの旅」のロケ地でもあります。通過する電車を間近に見られることで人気があり、別れを惜しむこどももいました。
子ども
「なくならないでまた建て替えれば良いのに」
今月15日から3日間、渡り納めのイベントが行われるということです。