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那覇市で52.5メートルの最大瞬間風速を観測、県内の3分の1が停電 沖縄の現在の様子は…

2023年8月2日 11:43
那覇市で52.5メートルの最大瞬間風速を観測、県内の3分の1が停電 沖縄の現在の様子は…

大型で非常に強い台風6号は沖縄県久米島の南にあって、那覇市内では明け方に50メートルを超える最大瞬間風速を観測するなど、猛烈な風が吹いています。沖縄や鹿児島県の奄美地方では、今後も台風の影響が長引く恐れがあり、警戒が必要です。台風の暴風域に入っている那覇市から中継です。

那覇市内では雨風が弱まる様子はなく、激しく横殴りに吹きつけています。那覇市では2日午前4時14分、52.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。

沖縄本島北部の大宜味村では1日夜、民家の車庫が倒壊し、下敷きになった無職の崎山喜弘さん(90)が死亡しました。

このほか、風にあおられて転倒するなどして、これまでに11人が軽傷を負いました。さらに、住宅の屋根が飛んだり、窓ガラスが割れたりする被害も多数、報告されています。

また、午前10時現在、県内の電力使用戸数の3分の1にあたる、およそ21万6000戸が停電しています。

全日空と日本航空グループは、2日も沖縄便のすべてが欠航し、沖縄本島内の路線バスとモノレールも運転を見合わせています。

この後も、暴風や高波、高潮への厳重な警戒が必要です。